STEP02で作成したHTMLにCSSを読み込み、Figmaのワイヤーフレームをブラウザ上で再現していきます。
このSTEPで目指すのは、最終デザインを完成させることではありません。まずは幅・余白・並び方・文字の大きさなど、レイアウトの土台を整えます。
色・写真・細かな装飾はSTEP04・05で扱います。ここでは「ワイヤーフレームと同じ構造に見えるか」を優先しましょう。
作成ファイル・保存場所
- STEP02で作成した
espresso_lane/index.htmlをそのまま使用 - 同じフォルダに
style.cssを作成 index.htmlのheadからCSSを読み込む
<link rel="stylesheet" href="style.css">
今回の目標
- ワイヤーフレームから必要なCSSを考える
- コンテンツ幅と左右の余白を整える
flex・gridを使って要素を並べる- スマートフォンとPCでレイアウトを切り替える
- 見本を見ながらCSSを少しずつ調整する
1. 最初にブラウザとFigmaを並べて確認しよう
CSSを書く前に、Figmaのワイヤーフレームと現在のHTML表示を見比べます。すぐにプロパティを書き始めるのではなく、まず「何が違うか」を言葉にしてみましょう。
- コンテンツの横幅
- 左右の余白
- セクション上下の余白
- ナビゲーションの並び方
- Menuカードの列数
- 画像の大きさ
- 見出しと本文の間隔
違いを見つけてからCSSを書くと、「なぜこのプロパティを使うのか」が分かりやすくなります。
2. CSSの基本設定を作ろう
最初に、ページ全体で共通する設定を作ります。
*,
*::before,
*::after {
box-sizing: border-box;
}
body {
margin: 0;
font-family: sans-serif;
line-height: 1.8;
}
img {
max-width: 100%;
height: auto;
display: block;
}
box-sizing: border-box; を指定しておくと、widthにpaddingやborderが加算されることによる幅のずれを扱いやすくできます。
3. コンテンツ幅と左右の余白を作ろう
ワイヤーフレームでは「画面全体の幅」と「文章やカードを置くコンテンツ幅」が同じとは限りません。
.container {
width: min(100% - 32px, 1080px);
margin-inline: auto;
}
上の例では、スマートフォンでは左右16pxずつ余白を確保し、広い画面では最大1080pxまでにしています。実際の数値はFigmaのワイヤーフレームを確認して調整してください。
4. MenuをGridで並べよう
Menuのように同じ形のカードを複数並べる部分は、CSS Gridを使うと組みやすくなります。まずスマートフォンを1列にし、PC幅で2列へ切り替えてみましょう。
#menu ul {
display: grid;
grid-template-columns: 1fr;
gap: 32px;
}
@media (min-width: 768px) {
#menu ul {
grid-template-columns: repeat(2, 1fr);
gap: 40px 24px;
}
}
ここでは色や影を付けるより、列数・カード幅・カード間の距離がワイヤーフレームに近いかを確認します。
5. セクションの余白を整えよう
Webページ全体の印象は、要素そのものだけではなく「何もない余白」にも大きく左右されます。
main section:not(.keyvisual) {
padding: 64px 0;
}
@media (min-width: 768px) {
main section:not(.keyvisual) {
padding: 96px 0;
}
}
すべて同じ余白にする必要はありません。まず共通値を決め、必要なセクションだけあとから調整すると管理しやすくなります。
6. スマートフォンとPCを確認しよう
ブラウザの幅を狭くしたり広くしたりして、レイアウトがどのように変化するか確認します。
- 横スクロールが出ていないか
- 文字が小さくなりすぎていないか
- 画像が親要素からはみ出していないか
- Menuがスマートフォンでは1列、PCでは指定した列数になっているか
- 余白が狭すぎたり広すぎたりしていないか
完成ページの確認
以下のプレビューが利用できる場合は、別タブで開いて自分の表示と見比べてみましょう。
解答例(CSS)
これは一例です。見本と同じ結果になっていても、CSSの書き方が異なる場合があります。自分のコードと比べながら、共通化できる部分や不要な指定がないか確認しましょう。
/* 基本設定 */
*,
*::before,
*::after {
box-sizing: border-box;
}
html {
scroll-behavior: smooth;
}
body {
margin: 0;
font-family: sans-serif;
font-size: 16px;
line-height: 1.8;
color: #333;
background: #fff;
}
img {
max-width: 100%;
height: auto;
display: block;
}
ul {
margin: 0;
padding: 0;
list-style: none;
}
a {
color: inherit;
text-decoration: none;
}
/* 共通幅 */
.container {
width: min(100% - 32px, 1080px);
margin-inline: auto;
}
/* header */
.site-header {
padding: 20px 16px;
border-bottom: 1px solid #bbb;
}
.site-header nav ul {
display: flex;
flex-wrap: wrap;
gap: 16px;
}
/* key visual */
.keyvisual img {
width: 100%;
min-height: 320px;
object-fit: cover;
}
/* sections */
main section:not(.keyvisual) {
padding: 64px 0;
}
main section:not(.keyvisual) > * {
width: min(100% - 32px, 1080px);
margin-inline: auto;
}
main h2 {
margin: 0 0 24px;
font-size: 1.75rem;
}
/* menu */
#menu ul {
display: grid;
grid-template-columns: 1fr;
gap: 32px;
}
#menu article {
height: 100%;
border: 1px solid #bbb;
}
#menu article h3,
#menu article p {
margin-inline: 20px;
}
/* access */
#access address {
font-style: normal;
}
/* footer */
.site-footer {
padding: 32px 16px;
border-top: 1px solid #bbb;
text-align: center;
}
@media (min-width: 768px) {
.site-header {
display: flex;
justify-content: space-between;
align-items: center;
}
main section:not(.keyvisual) {
padding: 96px 0;
}
#menu ul {
grid-template-columns: repeat(2, 1fr);
gap: 40px 24px;
}
}
次はデザインカンプを作ろう
ここまでで、HTML/CSSを使ってワイヤーフレームの構造をブラウザ上に再現できました。STEP04では、コンセプトシートをもとに色・写真・文字・雰囲気を決め、Figmaで完成デザインを作ります。
