PC版のワイヤーフレームとモックアップが完成したら、次はスマートフォン版を作成します。
PC版で学習した内容をもとに、スマートフォンに適したレイアウトを自分で考えながら作成してみましょう。PC版をそのまま小さくするのではなく、画面幅の違いを考えながら、読みやすく使いやすいレイアウトに変更することが大切です。
スマートフォン版を作るときのポイント

PCとは画面幅が大きく異なる
今回のPC版は1280pxのフレームで作成しましたが、スマートフォンは画面幅が大きく異なります。今回の見本では、スマートフォン用のフレームを使用して作成します。PC版で横に並べていた要素を、そのまま縮小して配置すると、文字や画像が小さくなりすぎてしまいます。「小さくする」のではなく、「画面幅に合わせて組み直す」ことを意識しましょう。
レイアウトグリッドは2カラムにする
PC版では12カラムのレイアウトグリッドを使用しましたが、スマートフォン版では2カラムに変更します。左右には最低でも16px程度の余白を確保し、文字や画像が画面の端に近づきすぎないようにします。スマートフォンは表示領域が狭いため、複雑なカラム分けをするよりも、シンプルな構成を意識しましょう。
キービジュアルはスマートフォンに合う見せ方にする
PC版のキービジュアルは横長でしたが、スマートフォンでは画面幅が狭くなるため、同じ比率のままでは写真が小さく見えてしまうことがあります。スマートフォン版では、縦方向にも高さを持たせたキービジュアルにすると、写真を大きく見せることができます。
横並びの要素は1列に変更する
PC版ではMenuのカードを2列で配置しました。スマートフォンでは横幅が狭いため、基本的には1列に変更します。【PC版:2列】→【スマートフォン版:1列】PC版では横並びだったものを、スマートフォンでは縦並びにする。この考え方は、HTML/CSSでレスポンシブ対応をするときにもよく使います。
文字は極端に小さくしない
画面が小さくなったからといって、文字まで大幅に小さくする必要はありません。本文は、14px〜16px程度を目安にします。見出しは本文より大きく設定し、見出しと文章の違いが分かるようにしましょう。スマートフォンでは特に、「画面に収めるために文字を小さくする」のではなく、「読みやすさを保ったままレイアウトを変更する」ことが大切です。
セクション間の余白を調整する
About、Menu、Accessなど、それぞれのセクションの間には余白を入れます。
ただし、PC版と同じ大きな余白をそのまま使うと、スマートフォンではページが必要以上に縦長になることがあります。余白をなくすのではなく、画面サイズに合わせて調整することがポイントです。
1. スマートフォン用フレームを作成しよう
PC版の横にスマートフォン用のフレームを作成します。今回は、Figmaに用意されているスマートフォンのフレームを使用します。
フレーム名は、SP_Wireframeなど、PC版と区別できる名前にしておきましょう。
2. 2カラムのレイアウトグリッドを設定しよう

スマートフォン用フレームにレイアウトガイドを設定します。(レイアウトガイドの作成は、4. 12カラムのレイアウトグリッドを参照)
- カラム数:2
- 左右の余白:16px以上
を目安に設定します。このグリッドを目安に、文字や画像を配置していきます。
3. ヘッダーを作成しよう

PC版を参考に、
- Espresso Lane
- About Us
- Menu
- Access
を配置します。
スマートフォンの画面幅に収まるように、文字サイズや間隔を調整しましょう。今回はシンプルなナビゲーションにしていますが、実際のWebサイトでは画面幅に応じてハンバーガーメニューに変更する方法もあります。
4. キービジュアルを作成しよう
ヘッダーの下にキービジュアルを配置します。
スマートフォンではPC版よりも縦方向に高さを持たせ、写真が大きく見えるようにします。
ワイヤーフレームでは、写真が入る場所をグレーの長方形で作成しておきます。
5. About Usを配置しよう

PC版の内容を参考に、
- 見出し(24px Bold)
- 本文(16px 行間32px)
を配置します。
文章が画面いっぱいまで広がらないように、左右の余白を確認しながら配置しましょう。
6. Menuを1列で配置しよう
PC版では2列だったMenuを、スマートフォン版では1列にします。それぞれ、画像 → メニュー名 → 説明文の順番で配置します。
PC版で作成したカードの内容を参考に、自分でレイアウトを調整してみましょう。
7. Accessを配置しよう
住所、電話番号、営業時間などの店舗情報を配置します。
その下にはGoogle Mapを配置する予定なので、地図が入る場所を長方形で作成しておきます。
文字が画面端に近づきすぎないように注意しましょう。
8. フッターを作成しよう
ページの最後にフッターを配置します。PC版と同じ内容を使いながら、スマートフォンの横幅に合わせて、
- サイト名
- 住所
- 電話番号
- コピーライト
を配置します。
スマートフォン版のモックアップ
今回のスマートフォン版では、これまで学習した操作を使って、完成例を参考にしながら自分でワイヤーフレームを作成し、モックアップを完成させます。操作方法が分からなくなった場合は、Figma基礎やPC版ワイヤーフレームのページに戻って確認してください。
