PHPを動かしてみよう！

作成ファイル・保存場所

XAMPPがインストールされているhtdocs フォルダに以下のファイルを作成してください。

ファイル名	内容
htdocs/php-basic/01.php	PHPとHTML

XAMPP（Apacheが起動していること）
XAMPPがインストールされているhtdocs フォルダに内に作成されていること

XAMPPについては、下記ページをご参照ください。

目的

.php ファイルの作り方を知る
echo を使って画面に文字を出す
HTMLの中にPHPを書く方法を学ぶ
XAMPP起動後ブラウザで表示確認ができるか

チェックポイント

localhost/php-basic/01.php で作成できているか？
HTMLの上部にPHPがかけているか？
書いたPHPがHTML内に表示できているか？
HTML内にPHPタグ（<?php ... ?>）を使えているか？

PHPとは？

PHP（ピー・エイチ・ピー）は、サーバー上で動くプログラミング言語です。
HTMLの中に書き込んで使うことができ、フォーム送信やデータ処理、ページの分岐など、Webサイトを「動的」にするために使われます。

PHPを書く基本ルール

PHPのコードは必ず <?php で始まり、?> で終わります。
その間に、命令（文）を「セミコロン ;」で区切って書いていきます。

<?php
  echo "こんにちは";
?>

`echo` とは？

echo は、PHPで「画面に文字を表示する」ための命令です。printと記述もできますが、一般的にはechoです。

変数の使い方

PHPでは、変数の前に $ をつけるというルールがあります。

$lesson = 'ウェブトレーニング';

このように書いたあとに echo を使えば、変数の中身を表示できます。

書き方のポイントまとめ

要素	説明
`<?php ?>`	PHPコードを書くときの囲み（開始・終了）
`;`	命令の終わりに必要（1行ごとに必ずつける）
`$変数名`	PHPの変数。ドルマーク `$` が必須
`echo`	値を画面に出力する命令
`.`	文字列のつなぎに使う（JavaScriptの `+` と同じ）

PHPの主なデータ型

PHPには以下のような基本的なデータの種類（型）があります。

型	説明	例
文字列（string）	文字の集まり	`'こんにちは'`、`"PHP"`
整数（int）	小数点のない数字	`10`、`-5`
浮動小数点（float / double）	小数を含む数値	`3.14`、`-1.5`
論理値（bool）	true または false	`true`、`false`
配列（array）	複数の値をまとめたもの	`['りんご', 'みかん']`
NULL	値が存在しないことを表す特別な型	`null`

型の例

<?php
$name = 'PHP';      // 文字列
$age = 25;           // 整数
$score = 82.5;       // 小数
$isPassed = true;    // 論理値
$items = ['りんご', 'バナナ']; // 配列

// 型の確認
echo gettype($name);     // string
echo '<br>';
echo gettype($age);      // integer
echo '<br>';
echo gettype($score);    // double
echo '<br>';
echo gettype($isPassed); // boolean
echo '<br>';
echo gettype($items);    // array
?>

表示確認の手順

下記のコード入力が終わったら、以下の手順で動作を確認してみましょう。

XAMPP を起動
　「Apache」が起動していることを確認します。
ブラウザを開く
　Google Chrome など、普段使っているブラウザを開きます。
アドレスバーに入力
　次のURLを直接入力して Enter を押します

http://localhost/php-basic/

01.php をクリック
　フォルダ一覧の中に「01.php」というファイル名が見えたら、それをクリックしてください。
ページが表示されれば成功！
　「PHP基礎学習のスタートです」や「ウェブトレーニングで頑張りましょう」などの文字が表示されていれば、PHPが正しく動いています。

PHP基礎トレーニング

<?php
$lesson = 'ウェブトレーニング';
?>
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>PHP入門</title>
</head>
<body>
  <h1>PHPの練習</h1>
  <p>
    <?php
      echo "PHP基礎学習のスタートです<br>";
      echo $lesson . 'で頑張りましょう';
    ?>
  </p>
</body>
</html>

追記課題：

$name = '自分の名前';

を追加して、次のように 自分の名前を画面に表示してみましょう。

echo $lesson . 'で頑張りましょう';

のあとに、続けて

echo $name . 'さん、ようこそ！';

のようなメッセージが出るように工夫してみてください。

PHP応用トレーニング

var_dumpを使って型を確認しよう

<?php
$age = 20;
$name = "Taro";
$price = 1200.50;
$isLogin = true;
$items = ['apple', 'banana', 'orange'];
$profile = ['name' => 'Taro', 'age' => 20];

var_dump($age);      // int(20)
var_dump($name);     // string(4) "Taro"
var_dump($price);    // float(1200.5)
var_dump($isLogin);  // bool(true)
var_dump($items);    // array(3) { [0]=> string(5) "apple" ... }
var_dump($profile);  // array(2) { ["name"]=> string(4) "Taro", ... }
?>

`var_dump()` で型と値を詳しくチェックしよう

PHPには 詳しく変数の中身を確認できる関数var_dump() があります。

$age = 20;
var_dump($age); // → int(20)

このように、変数の型（int / string / array など）と中身の値がセットで表示されるため、
複雑な構造のときにとても便利です。